ドメーヌ ドゥ バロナーク 2013|柿生ブラッスリー「ル・コンセール」

フランス【赤ワイン】 

ドメーヌ ドゥ バロナーク 2013

葡萄品種: 大西洋系品種80%

メルロ53%
カベルネ・フラン23%
カベルネ・ソーヴィニヨン4%

地中海系品種20%
シラー12%
マルベック8%

飲み口:濃厚フルボディ

生産地:フランス/ラングドッグ・ルーション/ラングドッグ/リムー

価格:7800円

 

バロナーク (2013)

ガーネット色の美しい外観、深紅の光沢。
香りは濃厚かつ繊細で、完熟果実の風味ゆたかな香りと、ミルクチョコレートやリコリスを思わせる芳ばしいアロマが交ざり合っています。
味わいのアタックはなめらかで高い粘性を感じさせます。熟した丸みのある実にエレガントなタンニンを含んでいます。中盤では、赤果実のアロマとともにトーストパンのノートや濃さのあるエレガントな成分が重なり合い、風味ゆたかで芳醇な味わいが口いっぱいに広がります。
後味はとにかくしなやかで余韻も長く、エレガントな果実感が残ります。

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エステートの歴史と現在

1998年にドメーヌ・ドゥ・ランベールの名前でバロネス・フィリピーヌ・ドゥ・ロートシルトと彼女の二人の息子が購入した17世紀から存在していたこの古い敷地は、完全に改修された。

オード県リムー近くのサン・ポリカープのコミューンに位置し、以前はドメーヌ・ドゥ・ランベールと呼ばれていた。とても古いエステートであり、17世紀にはサン・ポリカープ修道院が所有していた。

革命後、エステートは公売に掛けられ、カルカソンヌのエストリボード=ゴール氏が19,300リーブルで落札した。「ランベール農場には、建築物、庭、畑、葡萄の樹、耕作された土地、手がつけられていない土地がある。」総面積はほんの81ヘクタール(200エーカー)である。

以降、所有者が何度か変わり、1875年ドメーヌ・ドゥ・ランベールはミシェル・テッセイルに売却された。売却譲渡証書によると、当時ランベールには3匹の牛と馬、ロバ1匹、羊150匹がいたとされる。

当時エステートの面積は103ヘクタール(254エーカー)で、現在の面積となる。テッセイル家は、すぐに羊の飼育を止め、葡萄畑の拡大を好んだ。1910年までには現在と同じ48ヘクタール(118ヘクタール)に葡萄が植樹された。

テラスと庭園付きの家は1890年から1900年の間に建てられた。

1998年、マルセイユの弁護士でありドメーヌの相続人であるシェローが、フィリピーヌ・ドゥ・ロートシルト男爵夫人とその二人の息子に譲った。3人のマネージメントによって、ドメーヌは一族経営の会社バロン・フィリップ・ドゥ・ロートシルトとなった。

エステートの状態はとても悪く、畑と醸造施設において大幅な改修作業を要し、完了まで5年かかった。

バロン・フィリップ・ドゥ・ロートシルト株式会社は、改修工事完了を待たずにラングドックでの存在を主張し、その地域での最高品質の赤ワインを造るため、ヴィニュロン・ド・シュール・ダルクとパートナーシップを組んだ。ワイン用の葡萄はヴィニュロン・ド・シュール・ダルクが厳選し、バロン・ドゥ・フィリップ・ロートシルトのワインメーカー監督の下醸造された。パートナーシップにちなんで、バロナークと命名された。バロナークの3ヴィンテージ(1998年、1999年、2000年)が市場に出された。ドメーヌ・ドゥ・ランベールの改修工事が完了に近づくにつれ、バロナークブランドが消えることを示唆していた。しかし、消費者達にバロナークという名前が知られるようになったため、フィリピーヌ・ドゥ・ロートシルト夫人はそれを保持することに決めた。ドメーヌ・ドゥ・ランベールの株主のうちヴィニュロン・ド・シュール・ダルクは少数派であったため、名前をドメーヌ・ドゥ・バロナークとした。

ドメーヌ・ドゥ・バロナーク

ラングドックワインの模範

17世紀まで遡る高尚なエステートは、1998年12月にフィリピーヌ・ドゥ・ロートシルト男爵夫人と二人の息子が「ドメーヌ・ドゥ・ランベール」という名で購入した。葡萄畑とワイン造りの施設は大規模な改修がなされた。

オード県内のリムーの近隣サン・ポリュカルポスに位置し、ドメーヌ・ドゥ・バロナークは47ヘクタール(116エーカー)の畑を所有しており、多様な土壌、気象条件、品種を兼ね備えており、ワインに豊かさと複雑さを与えている。

神聖なボルドーのワイン造りの伝統に基づき生産と醸造を行っている。ドメーヌ・ドゥ・バロナークは今では他のラングドックのワインの模範となっている。

畑と醸造

ドメーヌ・ドゥ・バロナーク は103ヘクタール(254エーカー)の内47ヘクタール(116エーカー)に葡萄の木が植えられているシングルエステートである。

ピレネー山脈の丘陵地帯とマルペールとコルビエールの高台の間にあるオード・ヴァレーの上に位置するリムーの葡萄畑は、温かく乾燥したサン・ポリカープのコミューンに位置し、メディテラニアン・テロワールと温かく湿ったオータン・テロワールの交差点であるオート・ヴァレテロワールである(リムー地域で最も標高の高い涼しい北オード・ヴァレ)。

このため、3つのリムーの全テロワールの影響を享受し、ワインに複雑さを与えるには非常に有利な葡萄畑である。

ワイン醸造

葡萄はシャトー・ムートン・ロートシルト、オーパス・ワン、アルマヴィーヴァと全く同様に、12キロの小さなバスケットに手作業で摘み取られる。そして醸造過程と樽熟成においても同じケアがなされている。

赤ワインの醸造選別は、醸造タンクより高い所で行われるので、葡萄はタンクへ重力によって送り込むことができ、果実を破ることなく保持することができる。

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